3月決算企業の第1四半期決算発表は先月末が集中日でしたが、8月に入ってもまだまだ多くの企業が決算発表を続けており、TOPIX500採用の3月決算銘柄に限っても先週末には36社の企業が決算を発表しています。そこで今回は早速8月3日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に集計してみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかで通期の業績見通しを上方修正したのがミネベアミツミ <6479> で、通期の営業利益の見通しを830億円から850億円へとコンセンサス予想並みの水準まで引き上げています。また、通期の業績予想は公表しなかったものの、第1四半期の当期利益が13%を超える増益となったHOYA <7741> は決算発表を受けて株価が5%余り上昇しました。一方で第1四半期の営業利益が大幅減益となったヒロセ電機 <6806> は決算発表を受けて株価が大きく下げています。

決算集計(8月3日発表分)
決算集計(8月3日発表分)
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

3月決算企業の第1四半期決算発表が本格化しています。こうしたなか明日は大林組 <1802> やダイキン <6367> 、ニコン <7731> 、オリンパス <7733> 、NTT <9432> などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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