3月決算企業の第1四半期決算発表も終盤に差し掛かってくるなか決算発表を行う企業も徐々に減少傾向にあります。しかし、TOPIX500採用の3月決算銘柄に限っても昨日も20社近い企業が決算を発表しています。そこで今回は早速8月8日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に集計してみました。
そのなかで通期の営業利益の見通しを上方修正したのが日本発条 <5991> とダイフク <6383> 、三井E&Sホールディングス <7003> で、上方修正を好感して株価は堅調となっています。一方で通期の営業利益の見通しを引き下げたのがテルモ <4543> で、下方修正を受けて株価は売りが優勢となりました。
もう一つのヒント
●明日の決算発表スケジュールは
3月決算企業の第1四半期決算発表も終盤に入ってきました。しかし、明日もリクルートホールディングス <6098> や日本郵政3社、東京海上ホールディングス <8766> 、セコム <9735> などが決算を発表する予定です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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