3月決算企業の第1四半期決算発表も先週末がピークで残すところも僅かとなりましたが、これと並行して行われていたのが12月決算企業の中間決算で、それも先週末でほぼ終了となりました。
そこで今回は7月下旬から先週まで行われた12月決算銘柄の上期決算をTOPIX500採用を対象に集計してみました。その結果は折り返しの中間決算ということもあって通期の業績予想を修正する企業が半数近くにのぼりました。
内訳をみると上方修正6社に対して下方修正10社で、下方修正が上方修正を企業数で上回りました。そのなかでもクボタ <6326> や堀場製作所 <6856> 、住友ゴム工業 <5110> などでは下方修正を受けて株価が大きく下落しました。一方で第1四半期決算が大幅増益となり通期の業績予想を上方修正した昭和電工 <4004> では決算発表を受けて株価が急伸しています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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