先月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も終了しましたが、7月中に一足早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は先月30日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのがTDK(6762)で、第1四半期の営業利益が5割を超す大幅な増益となったこともあって決算発表後に7社が目標株価を引き上げています。また、第1四半期の営業利益が6割を上回る増益となったSCSK(9719)でも5社が目標株価を引き上げたほか、塩野義製薬(4507)とオリエンタルランド(4661)でも4社が決算発表後に目標株価を引き上げています。

決算発表後に2社以上が目標株価を引き上げた銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
日銀はいまこそETF購入額を増やせ
トルコ不安もFFR無難に通過で下値は限定的 円高一服で押し目買いも
年後半のマーケットシナリオ
【新潮流2.0】 第54回 猛暑
トルコ危機を巡る3つの視点:リラの行方、他国への波及、邦銀への影響を検証