7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も今月中旬には終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の経常利益は前年同期比で16%以上の増益となったとのことです。このように第1四半期は大幅な増益となりましたが、まだ第1四半期ということもあって通期の業績予想を据え置く企業が大半でした。しかし、なかには上方修正に踏み切る企業も幾つかみられました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

こうしたなか20日の投資のヒントでは上方修正を行った3月決算企業のなかから、減益予想が一転して増益予想となった銘柄を取り上げましたが、今回は営業利益の一桁増益予想が二桁の大幅増益予想となった銘柄をピックアップしてみました。例えば国際石油帝石(1605)では5%超の増益予想が30%近い増益予想となったほか、太陽誘電(6976)でも4%近い増益予想が21%余りの増益予想となっています。

上方修正で一桁増益予想が二桁の増益予想となった主な3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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