日経平均   22,865.15 円 ▼ 4.35 円
≪東証一部≫
売買高    13億0,302万株
売買代金  2兆4085億9400万円
値上り銘柄数 736 銘柄
値下り銘柄数 1,253 銘柄
騰落レシオ(25日) 88.08 % ▼ 4.62 %
為替 1ドル=110.98 円

市況概況

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

●米国株安や円高を受けて売り先行も買い戻しも入り堅調

米国株が軟調、為替も円高となったことから売り先行となりました。それでも寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りを急ぐというよりは逆に買い戻しなどもあって下げ渋りとなりました。中国株式市場は軟調でしたが、人民元がしっかりとしていたこともあり、中国市場が始まると下げ幅縮小となりました。

昼の時間帯も先物の買い戻しは続き、後場に入るといったん堅調となる場面もありました。買い材料には乏しいのですが目先の値動きの良さなどもあってその後の下げ渋り、方向感に乏しい展開となりました。積極的に買い上がるでもなく売られるでもなく、最後は手仕舞い売りに押されて小幅安の引けとなりました。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものもみられ、総じて堅調でした。東証マザーズ指数や二部株指数、日経ジャスダック平均は揃って堅調となりました。先物はまとまった売り買いは少なかったのですが、散発的にまとまった売り買いが見られ指数を動かす場面もありました。ただ、継続的な売りとはならず指数を方向付けるようなこともありませんでした。

23,000円の壁を確認して円高となったことなどから大きく売られるかと思ったのですが、意外に値持ちの良い展開となりました。特に何が買われているというよりは目先の需給要因だけで日経平均に影響の大きな銘柄だけが買われているということなので、ここからも当面は目先の需給に振らされながらふらふらとした相場となるものと思います。

●テクニカル分析

日経平均
下落の出会い線で売られず、今度は上昇の出会い線が出現しました。ここから買われるという形ですが、引き続き23,000円が上値ということになりそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立(現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。