9月4日、台風21号が四国に上陸、翌5日には関西を通過し大きな被害をもたらした。読者の中にはこのニュースを鮮明に覚えている人も多いことだろう。近畿を中心に多くの地点で史上最大級の瞬間風速を記録し、大阪や神戸などの沿岸部で観測史上最高潮位をもたらした台風21号。注目されるのは、関西国際空港(関空)が閉鎖し再開の目処が立たないと報じられた9月5日、資生堂 <4911> の4%安を筆頭にインバウンド関連銘柄の急落が相次いだことだ。台風の影響は一時的との見方もあるが、実はインバウンド関連銘柄の変調は7月から認められており、調整局面が予想以上に長引く恐れもある。
「インバウンド関連銘柄」に何が起きているのだろうか? 詳しく見てみよう。