7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も先月中旬には終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の経常利益は前年同期比で16%以上の増益となったとのことです。このように第1四半期が大幅な増益となるなか今期に最高益更新を予想する企業も多くみられるうえ、最高益更新を見込まない企業のなかにもマーケットで最高益が期待されているものもあります。

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そこで会社予想の営業利益は最高益に届かないものの、コンセンサス予想がこれまでの最高益を上回る水準となっている3月決算銘柄を今回ピックアップしてみました。例えばオリエンタルランド(4661)の今期の営業利益の会社予想は2014年3月期に付けた最高益に届きませんが、コンセンサス予想は2014年3月期の最高益を上回る水準となっています。また、前期に20年ぶりに最高益を更新したソニー(6758)でも今期の会社予想は減益となっていますが、コンセンサス予想は前期を上回る水準となっています。

会社予想は最高益に届かないもののコンセンサス予想が最高益を更新する見通しとなっている主な3月決算銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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