MMD研究所(東京都港区、代表取締役:吉本浩司)は15歳~69歳の男女44,323人を対象に2018年8月22日~8月30日の期間で「2018年9月格安SIMサービスの利用動向調査」を実施いたしました。

【調査結果サマリー】
■ メイン利用のMVNOシェアは11.3%(昨年9月は8.5%)2.8ポイント増
■ 格安SIMサービスの認知度は90.2%、内容理解は49.0%
■ メインで利用している格安SIMサービスは「楽天モバイル、mineo、UQ mobile」が上位 今回初めて「UQ mobile」が上位3位にランクイン
■ 格安SIMサービスの契約プランは、音声プランが69.3%、データプランが30.7%
■ 契約プラン別の格安SIMサービス利用の上位は、音声プランが「楽天モバイル、mineo、UQ mobile」データプランが「楽天モバイル、OCN モバイル ONE、mineo」
■ 格安SIMサービス利用のデバイスは、Androidスマートフォンが54.8%、iPhoneが34.3%

メイン利用のMVNOシェア
(画像=MMD研究所)

メイン利用のMVNOシェアは11.3%(昨年9月は8.5%)2.8ポイント増

15歳~69歳の男女44,323人を対象に、メインで利用している携帯電話・スマートフォンの通信事業者を聞いたところ、「docomo(32.2%)」「au(27.0%)」「SoftBank(21.4%)」と大手3キャリアを合わせると80.6%となり、半年前の2018年3月の同様の調査と比較すると82.6%から2ポイント減、1年前の2017年9月の同様の調査と比較すると84.4%から3.8ポイント減となった。「Y!mobile」が4.8%、「MVNO」が11.3%となり、キャリアサブブランドの「Y!mobile」と「MVNO」を合わせると16.1%となった。これを2017年9月の同様の調査と比較すると12.4%から3.7ポイント増加、2018年3月の同様の調査と比較すると13.9%から2.2ポイント増加している結果となった。

メイン利用のMVNOシェア
(画像=MMD研究所)
メイン利用のMVNOシェア
(画像=MMD研究所)

格安SIMサービスの認知度は90.2%、内容理解は49.0%

続けて、格安SIMについて考えに近いものを聞いたところ、「格安SIMという言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が30.1%で最多となり、続いて「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が23.5%、「現在も利用している」が16.2%と続いた。

格安SIMのサブ利用も含めて格安SIMの利用は16.2%となった。

メイン利用のMVNOシェア
(画像=MMD研究所)

これを認知から現在利用までのファネルで表すと「認知」90.2%、「サービス名認知」が60.1%、「内容理解」49.0%となり「現在利用」は16.2%となった。

メイン利用のMVNOシェア
(画像=MMD研究所)

メインで利用している格安SIMサービスは「楽天モバイル、mineo、UQ mobile」が上位 今回初めて「UQ mobile」が上位3位にランクイン

格安SIMを利用していると回答した人(n=7,193)を対象に、メインで利用している格安SIMサービスを聞いたところ、利用率が最も高かったのは「楽天モバイル」で23.0%、次いで「mineo」が14.8%、「UQ mobile」が10.3%と続いた。

メイン利用のMVNOシェア
(画像=MMD研究所)

格安SIMサービスの契約プランは、音声プランが69.3%、データプランが30.7%

格安SIMサービス利用者(n=7,193)を対象に、メインで利用している格安SIMサービスの契約プランを聞いたところ、音声通話プランを利用しているとの回答が69.3%、データ通信プランを利用しているとの回答は30.7%だった。

2017年9月の調査と比較すると音声通話プランの利用は62.3%から7ポイント増加、2018年3月の調査と比較すると65.3%から4ポイント増加していることがわかった。

メイン利用のMVNOシェア
(画像=MMD研究所)

契約プラン別の格安SIMサービス利用の上位は、音声プランが「楽天モバイル、mineo、UQ mobile」データプランが「楽天モバイル、OCN モバイル ONE、mineo」

契約プラン別に利用している格安SIMサービスを見てみると、音声通話プラン契約者(n=4,988)が利用している格安SIMサービスは、「楽天モバイル」が最も高く27.0%、次いで「mineo」が16.6%、「UQ mobile」が12.3%となった。一方、データ通信プラン契約者(n= 2,205)が利用している格安SIMサービスも、「楽天モバイル」が最も高く13.9%、「OCN モバイル ONE」が12.9%、「mineo」が10.5%と続いた。

メイン利用のMVNOシェア
(画像=MMD研究所)
メイン利用のMVNOシェア
(画像=MMD研究所)

格安SIMサービス利用のデバイスは、Androidスマートフォンが54.8%、iPhoneが34.3%

格安SIMサービスを利用している人(n=7,193)を対象に、格安SIMを挿しているメインで利用しているデバイスを聞いたところ、「スマートフォン(Android)」が54.8%で最も高く、次いで「スマートフォン(iPhone)」が34.3%、「モバイルルーター」が4.1%となった。iPhoneの利用に関しては、2017年9月調査の29.7%から4.6ポイント増加、2018年3月調査の32.8%から1.5ポイント増加していることがわかった。

メイン利用のMVNOシェア
(画像=MMD研究所)

続いて、格安SIMを挿しているデバイス別に、利用している格安SIMサービスを見てみると、Android利用者(n=3,940)は「楽天モバイル」「mineo」「OCNモバイルONE」、iPhone利用者(n=2,466)は「mineo」「楽天モバイル」「UQ mobile」の順となった。

メイン利用のMVNOシェア
(画像=MMD研究所)

執筆者:森 路子

※本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。

(提供:MMD研究所