「ロボット関連」といえば株式投資で人気テーマの一つだ。ロボット関連株で運用する投資信託の中には資産残高が1兆円を超えるものまである。東証1部上場のファナック <6854> は、そんなロボット関連を代表する銘柄で2017年には37%の上昇を記録している。注目されるのは2018年を迎えると情勢が急変、ファナック株は年初来高値からの下落率が一時39%に達する場面も見られたことだ。たとえ人気テーマを代表する銘柄であっても「相場」である以上、常に上昇を続けるのは難しい。上がる時があれば下がることもある。今回はファナック株の情勢が急変した背景を詳しく見てみよう。