3月決算企業の第1四半期決算発表も先月中旬に終了しそれから1カ月以上が経過しました。したがって決算発表シーズンの終盤に決算を発表した銘柄でもアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだと思われます。そこで今回は先月9日以降に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算企業を対象に決算後に2社以上が目標株価を引き上げた銘柄(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかで目標株価の引き上げが目立ったのがリクルートホールディングス(6098)で、第1四半期の営業利益が2割余りの大幅増益となったこともあって決算発表後に5社が目標株価を引き上げています。また、ロート(4527)や富士フイルムホールディングス(4901)、日本郵政(6178)、出光興産(5019)、光通信(9435)でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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