3月決算企業の第1四半期決算発表も先月中旬に終了しそれから1カ月以上が経過しました。したがってアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだと思われます。こうしたなか投資のヒントでは決算発表後に複数の目標株価の引き上げがみられた銘柄を取り上げてきましたが、今回はそうした目標株価の引き上げや新たな目標株価の設定により目標株価コンセンサスが決算発表前に比べ上昇した銘柄をリストアップしてみました。
(画像=PIXTA)
具体的には決算発表前に比べ目標株価コンセンサスが5％以上上昇し、その上昇した目標株価コンセンサスが足元の株価を上回るものをTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。例えば決算発表前に比べ目標株価コンセンサスが13％余り上昇したソニー（6758）では目標株価コンセンサスが株価を14％近く上回っています。また、昨日に株価が年初来高値を付けた日本水産（1332）は上昇した目標株価コンセンサスが株価を45％以上も上回っています。
(画像=マネックス証券)
金山敏之(かなやま･としゆき)
マネックス証券 シニア･マｰケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・9月最終週の日本株相場の特色
・日米通商協議やFOMC後のドル円次第で日経平均は年初来高値更新も
・10月、注目したいのは米・企業業績 状況次第では日本株は割安という判断も?（広木）
・日経平均23,000円を抜けた後の展開は
・業績絶好調で注目すべき9月の株主優待銘柄とは？
