トヨタ,株価
(画像=ZUU online)

10月4日、トヨタ自動車 <7203> とソフトバンクグループ <9984> が自動運転等の次世代モビリティで提携し、共同出資会社を設立すると発表した。このビッグニュースは東京証券取引所の立会時間中に伝えられ、トヨタは「一時的に」ではあるが7115円と前日比151円(2.2%)高、ソフトバンクも前日比で一時360円(3.3%)高の1万1415円まで上昇する場面も見られた。

ところが、日本を代表する2社の「歴史的提携」も株式市場の起爆剤とはならず翌5日以降はむしろ下げ足を加速させる結果となった。トヨタとソフトバンク、メディア各社で大きく報じられた両社の提携に株式市場の反応が冷ややかだったのはなぜか。その背景を探ってみたい。