世界一のスタートアップを決めるイベント「スタートアップワールドカップ2019」(Fenox Venture Capital主催)の日本予選が10月5日、東京国際フォーラムで開かれ、JEPLAN・日本環境設計が日本代表に選ばれた。同社は古着からポリエステルをつくる技術を持ち、繊維やプラスチックのリサイクル事業を手掛けている。
1200人の来場者が見つめる中で、最終選考に残ったスタートアップ10社がアピール。JEPLAN・日本環境設計は2019年5月17日に米シリコンバレーで開催されるグランドフィナーレで、世界各地の代表と約1億円の優勝賞金をかけたプレゼンテーションに挑む。
150社超の応募から選ばれた10社がプレゼン
今年3年目となるスタートアップワールドカップ。日本予選に向けては150社以上のスタートアップが応募、書類審査と今回初めて行われた九州ロードショー(予選)で計10社が選ばれ、プレゼンを行った。
JEPLAN・日本環境設計以外に登壇したのは、翻訳無料チャットサービスの「Kotozna」、結婚情報のソーシャルニュースアプリを提供する「オリジナルライフ」、農業プラットフォームを運営する「seak」、中高生向けの教育プログラムを開発・運営する「Life is Tech」、民泊運営物件探しポータルサイトの「スペースエージェント」。
そして識字認証AIサービス提供の「Cinnamon」、紫外線殺菌装置の「エネフォレスト」、ドローンを使った空撮測量の「Aerosense」、サイバーセキュリティプラットフォームを提供する「Trillium Secure」だ。
グランプリに選ばれたJEPLANのシニアマネジャー杉山博紀氏は「世界中の衣料品が石油資源に頼らない社会に変わっていけるよう、我々のビジネスの意義をアピールしてきたい」などとコメントしている。
審査員は8人で、アステリアの代表取締役社長CEOの平野 洋一郎氏(審査員長)、内閣府科学技術・イノベーション担当の石井芳明氏、日本マイクロソフトのマイクロソフトテクノロジーセンター センター長の澤円氏、デロイトトーマツベンチャーサポート事業統括本部長の斎藤祐馬氏、We Work Japan CEOのクリス ヒル氏、Plug and Play Japan Managing Partnerのフィリップ 誠慈 ヴィンセント氏、ボードウォーク・キャピタル代表取締役社長の那珂通雅氏、ZUU代表取締役の冨田和成氏が務めた。
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