モバイル専門マーケティングリサーチ機関であるMMD 研究所(東京都港区、所長:吉本浩司)は、フォトイメージングに関する情報を発信する、日本フォトイメージング協会(東京都調布市、会長:岩田敏)( http://jpia.jp/ )と共同で、2018年1月17日~1月30日の期間で「スマートフォンでの写真撮影、プリントに関するユーザー調査」を実施いたしました。事前に、15歳~69歳の男女2,178人を対象に写真撮影を行う端末や頻度に関して調査を実施し、本調査では、事前調査で抽出したスマートフォンで月に2~3回以上写真を撮影する15歳~69歳の男女801人を対象にスマートフォンでの写真撮影や写真のプリント、また新年の挨拶に関することを聞いております。
【調査結果サマリー】
■ 週1回以上写真撮影するデバイス「iPhone(65.9%)」「Android他(42.5%)」「タブレット(26.1%)」、10代女性iPhoneユーザーの91.8%が週1回以上撮影
■ スマートフォンで撮影した写真、「プリント経験がある」は51.3%、20代女性が最も割合が多く72.8%
■ スマートフォンで撮影した写真、「プリントしたい」は69.9%、30代は男女とも利用意向が高い プリント理由「思い出を形に残す」「写真の整理」「人へのプレゼント」が上位
■ フォトブックの利用率は18.4%、購入意向は48.4%、購入意向が半数を超えるのは、10~30代女性と30代男性
■ 2018年の新年のあいさつ、10代・20代はLINE、30代~60代は年賀状が最多
■ 年賀状は「写真付き年賀状」が45.8%、「写真なしの年賀状」が48.1%
■ 年賀状作成で利用したいサービス「裏面と宛名の同時印刷」が最も多く32.7%
週1回以上写真撮影するデバイス「iPhone(65.9%)」「Android他(42.5%)」「タブレット(26.1%)」、10代女性iPhoneユーザーの91.8%が週1回以上撮影
15歳から69歳の男女(n=2,178)に写真撮影できる端末の所有に関して聞いたところ、「コンパクトデジタルカメラ」が最も多く55.9%、次いで「iPhone」が55.7%、「スマートフォン(Android他)」が32.3%と続いた。
それぞれの端末所有者に対して、週1回以上写真を撮っている端末を聞いたところ、「iPhone」が65.9%で最も多く、次いで「スマートフォン(Android他)」が42.5%、「タブレット」が26.1%と続いた。所有率が最も高いコンパクトデジタルカメラの利用率は12.7%と今回聞いた撮影端末の中では最も低い割合であった。
スマートフォン(iPhone、Android他)ユーザーにフォーカスをあて、週1回以上写真を撮っている割合を性年代別で見ると、10代女性のiPhoneユーザーの割合は91.8%となり、他の属性と比べても高い割合であることが明らかになった。
ちなみに、半年に1回以上写真を撮影するデバイスに関して聞いたところ、「デジタル、ミラーレス一眼レフカメラ」の順位が上がり、スマートフォン(iPhone、Android他)に次いで、3位となった。
スマートフォンで撮影した写真、「プリント経験がある」は51.3%、20代女性が最も割合が多く72.8%
事前調査で抽出したスマートフォンで月2~3回以上写真撮影をしていると回答した人(n=801)を対象に、スマートフォンで撮影した写真のプリント経験について聞いたところ、「プリントをしたことがある」が51.3%、「プリントをしたことがない」が44.4%となった。
これを性年代別で見たところ、最も多かったのは、20代の女性で72.8%、次いで30代の女性が69.6%、60代男性が57.6%となった。
スマートフォンで撮影した写真、「プリントしたい」は69.9%、30代は男女とも利用意向が高い プリント理由「思い出を形に残す」「写真の整理」「人へのプレゼント」が上位
スマートフォンで月2~3回以上写真撮影をしているかつスマートフォンで撮影した写真をプリントできることを知っていた人(n=767)を対象に、スマートフォンで撮影した写真をプリントしたいかという質問をしたところ、69.9%が「プリントしたい」と回答した。これを性年代別で見ると、最も多かったのは30代女性の84.0%、次いで30代男性の77.0%、30代の利用意向が高い傾向にあることがわかった。
「スマートフォンで撮影した写真をプリントしたい」と回答した人(n=536)を対象に、プリントするタイミングや目的、用途を聞いたところ、「思い出を形に残しておくため」が64.7%、次いで「写真を整理、まとめておくため」が37.1%、「人にプレゼントするため」が36.4%となった。
フォトブックの利用率は18.4%、購入意向は48.4%、購入意向が半数を超えるのは、10~30代女性と30代男性
スマートフォンで月2~3回以上写真撮影をしていると回答した人(n=798)※を対象に、フォトブックについて聞いたところ、「利用したことがある」と回答した人が18.4%、「利用したことがない」が81.6%となった。
※全回答者801名より本設問無回答者3名を除く798名
また、同対象者にフォトブックの購入意向を聞いたところ、48.4%が購入意向を示していることがわかった。性年代別では、女性の10代が61.0%、20代が60.5%、30代が67.1%と10~30代の女性の購入意向が高いことがわかった。
2018年の新年のあいさつ、10代・20代はLINE、30代~60代は年賀状が最多
スマートフォンで月2~3回以上写真撮影をしていると回答した人(n=801)を対象に、2018年の新年のあいさつをどのように行ったかを聞いたところ、最も多かったのは「年賀状」で59.9%、次いで「LINE」が42.4%、「メール」が15.9%となった。
新年の挨拶の方法のうち回答が多かった「年賀状」と「LINE」を年代別で見ると、10代の72.5%、20代の52.6%が「LINE」と回答し、LINEでの新年の挨拶が年賀状を上回る結果となった。30代からは年賀状がLINEの割合を上回り、30代の64.3%、40代の61.6%、50代の76.9%、60代の80.3%が「年賀状」と回答した。
年賀状は「写真付き年賀状」が45.8%、「写真なしの年賀状」が48.1%
新年の挨拶を年賀状で送ったと回答した人(n=480)を対象に、年賀状の種類を聞いたところ、「写真付き年賀状」が45.8%、「写真なしの年賀状」が48.1%、「どちらも作成した」が6.0%となった。
年賀状作成で利用したいサービス「裏面と宛名の同時印刷」が最も多く32.7%
スマートフォンで月2~3回以上写真撮影をしていると回答した人(n=801)を対象に、あれば利用してみたい年賀状サービスを聞いたところ、最も多かったのは「裏面印刷と同時に宛名も印刷してくれる」が32.7%、「自分の好みに合った年賀状をデザインしてくれる」が14.7%、「相手ごとに異なるデザインやコメント付の年賀状を印刷してくれる」が14.0%となった。
執筆者:セノオ アキコ
※本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。
(提供:MMD研究所)