結婚生活をうまく継続させるにはどうすればいいのか――。そんな風に悩んだことがある人もいるでしょう。仕事や趣味、友人関係など人生において大切なことはさまざまありますが、夫婦として助け合いながら生きるパートナーとの関係は、人生において非常に重要なウェートを占めるでしょう。それは富裕層も例外ではありません。お金持ちは結婚に対してどのような価値観を持ち、どのような結婚生活を送っているのでしょうか。

まずは相手選びが大事

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(写真=sirtravelalot/Shutterstock.com)

富裕層の男性は、どのように「相手選び」をしているのか考えてみましょう。

富裕層の男性というと「美人と結婚している」というイメージを強く持つ人もいるかもしれません。確かにお金を持っていることは男性にとってのステータスであり、容姿が良い女性からも人気があることは確かです。しかし実際には、富裕層の男性のすべてが女性を容姿で選んでいるわけではありません。

「価値観が合う人」という理由のほか、「自己中心的ではない人」「しっかりした人」といった女性を選んでいる人も多いと言われています。言い換えれば、長きにわたる結婚生活を共に送り続けることのできる堅実な人を選んでいると言えます。富裕層の妻に、結婚前に学業や仕事に打ち込んできた人が少なくないのもうなずけます。

さらに最近では、いわゆる「キャリアウーマン」を妻に選ぶ富裕層男性も多くなっているようです。こうした女性たちは高学歴かつ高収入で、結婚後も仕事を継続する人が少なくありませんが、多忙な夫の「仕事への理解度」も高いと言えそうです。

また富裕層の男性は良家の出身であることが多いですが、その妻も良家の出身というケースは多々あります。また、妻が同じ大学の同級生というケースもあります。同じような社会階層の出身なので、価値観が合うことも多いのでしょう。

支払額が大きい富裕層、価値観のすり合わせが重要

結婚後はどうでしょうか。富裕層男性が結婚生活を送る上で重視することの一つに、妻との間でお金に関しての価値観をすり合わせておくことがあります。

富裕層は一般の人よりも多くのお金・資産を持っていますが、知人や友人、仕事関係の付き合いをはじめ、冠婚葬祭などを含めてお金を使う機会が多く、その金額も普通の人よりも多くなるケースが多いです。

子どもがいる場合には当然教育費がかかりますが、富裕層は有名私立やインターナショナルスクールに子どもを通わせたり、海外留学をさせたりするケースも多いため、教育費の負担は大きくなります。

そのため、特に育った環境が異なる場合などには、ある程度お金に関する価値観を妻と擦り合わせておかなければ、不信感や揉め事の原因になりかねません。

資産を増やせる人は時間の使い方も上手

結婚生活をうまく続けている富裕層男性が、お金の価値観の擦り合わせ以外で大事にしていることとして、妻と会話する時間を十分に確保するよう心掛けていることが挙げられます。

会社経営をしている富裕層男性は仕事や付き合いなどで毎日忙しく過ごしていますが、妻とコミュニケーションを取ることを怠らず、その時間を捻出しているのです。

資産を増やすことのできる人は時間の使い方も上手だと言われますが、富裕層男性の時間管理能力は妻との関係においても発揮されるのです。そのため富裕層の男性は仕事で忙しくても、妻の誕生日や結婚記念日を忘れない人が多いそうです。

「良いもの」を知っている富裕層ならではの贈り物

子供がいる場合、夫と妻は「お父さん」と「お母さん」になりますが、そんな中でも男と女としての関係を大事にしている富裕層の夫婦も多くいます。

女性にとっては、ファッションやメイク、ヘアスタイルなどの変化に気付かれないのは寂しいものです。「お父さん」ではなく一人の男性としてその変化に気付けるよう「お母さん」である妻をしっかり見ていれば、良好な男女関係を続けていける可能性は高くなります。

あるいはプレゼントなども良いでしょう。富裕層の強みはお金があるということよりも、むしろ「良いもの」を知っている、あるいは「お金の使い方」を知っているということです。その強みを生かしたプレゼントで妻を喜ばせることができるのも、富裕層の男性ならではです。

結婚生活をうまく続け、好循環を生む

お金の価値観や時間の使い方、男女関係など、富裕層の夫婦が実践していることはどれも感心できることが多いです。夫婦関係がうまくいっていれば、仕事やプライベートにも余裕ができ、好循環が生まれます。こうしたヒントはぜひ参考にしていきたいものです。(d.folio編集部 / d.folio