年末にかけては寄附金控除を受けようと、ふるさと納税の寄付を申し込む人が増える時期。今から頼むなら、年末年始のごちそうとして、ちょっとぜいたくな返礼品を選んでみるのも良いだろう。今申し込めば年内に届き、食卓が豪華になる返礼品を4つ選んでみた。

【寄付額2万円】専用割り下がついた甲州ワインビーフすき焼きセット(山梨県甲州市)

ふるさと納税
(画像=norikko/Shutterstock.com)

おいしいすき焼きを家族で楽しみたいご家庭には、山梨県甲州市の「甲州ワインビーフすき焼きセット」がおすすめ。甲州ワインビーフにあうように開発された「すき焼きの割り下」が付いていて、ワインビーフの旨味を最大限に引き立ててくれる。

ワインの搾りかすを食べて育った牛は、ほんのりとした甘みと柔らかさがあり、うま味が引き立つ。脂の甘みを堪能できるロース300グラム、脂が少なくさっぱりと食べられるモモ300グラムの合計600グラムは家族全員でいただくのに大満足の量である。2018年11月19日の入金確認分まで年内発送が可能。

http://koshu.tax-furusato.jp/

【寄付額2.6万円】水揚げ直後の新鮮なズワイガニ5匹(秋田県男鹿市)

冬のご馳走といえば「カニ」を思い浮かべる人も多いだろう。11月末までの寄付で年内発送可能なのが、秋田県男鹿市の返礼品「紅ズワイガニ」だ。日本海で水揚げ直後のズワイガニを、港のすぐそばにある加工場で茹でて冷蔵のまま発送するため、冷凍とは比べ物にならないみずみずしさと甘さを味わうことができる。

550グラム(Mサイズ)前後が5匹は、一家全員が楽しめる量。そのまま食べるのはもちろん、甲羅を使ってカニグラタン、カニご飯、鍋など多彩に調理できるのもいい。年末年始にカニ三昧というのも一興だ。

http://www.city.oga.akita.jp/index.cfm/12,17188,74,html

【寄付額3万円】エビ・いくら・ほたてで手巻き寿司パーティーを(北海道釧路市)

子どもが楽しみながら食べられるご馳走のひとつといえば手巻き寿司。特別な日の手巻き寿司は、新鮮な食材を味わいたい。そこで北海道釧路市のふるさと納税の中から、子どもが好きな食材がセットになった「エビ、いくら、ほたて」の返礼品を選んでみてはどうだろう。

いくら醤油漬け100g、帆立貝柱と甘えび各400gと十分なボリュームで、寄付をしてから28日営業日以内に冷凍で釧路から届くのがありがたい。

https://www.city.kushiro.lg.jp/machi/kouryuu/furusato_k/0001.html

【寄付額3.1万円】日本で2ヵ所でしか販売されていない幻のふぐ刺し(香川県多度津町)

香川県多度津町の返礼品である「讃岐でんぶく」とは、香川県・岡山県海域と九州の有明海・橘湾海域の2ヵ所でしか漁獲、販売ができない幻の隠れふぐ「ナシフグ」のこと。ナシフグは身肉に毒がなく、脂分が少ないため冷凍しても味が落ちない。都内のスーパーや百貨店などではお目に係れない逸品だ。

一部の地域では「ふぐ」を「ふく」と呼び、「ふく」に通じる縁起物だと言われる「ふぐ」は、年末年始のお祝いにも相応しいだろう。寄付確認後、14日以内に発送予定。

http://www.town.tadotsu.kagawa.jp/furusato/

豪華なふるさと納税返礼品は今年で最後?

ここ数年、ふるさと納税の豪華な返礼品で食卓がにぎわっていた家庭も多いが、総務省の通知により、豪華な返礼品を提供していた宮崎県都城市、宮崎県都農町などの各自治体が返礼品の見直しを始めている。来年からはもう手に入らないかもしれない豪華な特産品や、気になる返礼品があったら早めの寄付を検討しておきたい。

文・木暮ゆい(フリーライター)/MONEY TIMES

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