5月決算企業や11月決算企業は数が限られることから11月の株主優待銘柄も決して多くありません。しかし、11月にも魅力的な優待制度を幾つかみつけることができます。例えば比較的高額な優待としては九州を中心のドラッグストアを展開するコスモス薬品(3349)の5,000円分の買物券や、作業用工具大手のTONE(5967)の5,000円相当の自社グループ製品といったものがあります。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのほかにも回転ずしの銚子丸(3075)や串カツ専門店の串カツ田中(3547)の店舗で利用できる優待券に加え、月額300円程度の有料サービスを無料で利用できるウェザーニューズ(4825)の優待や、定番のクオカードやグルメセットやグルメカードといったものもあります。なお、権利付き最終売買日は銚子丸が11月12日で、その他の銘柄が27日となっています。

11月の主な株主優待銘柄
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●週明けの決算発表スケジュールは

3月決算企業の中間決算発表はTOPIX500採用銘柄に限ると先月31日がピークでしたが、来週もまだまだ多くの企業が決算発表を予定しています。こうしたなか週明けは清水建設(1803)やSUBARU(7270)、ソフトバンクグループ(9984)などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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