正式名称:ニュージーランド準備銀行金融政策
ポイント:ニュージーランド準備銀行により金融政策が決定される
概要:・NZの中央銀行であるNZ準備銀行は、金融機関の資金取引で最短期間となる翌日物(取引日から翌日まで)金利の水準を金融調節を通じて特定の水準に誘導する。なお金融調節とは短期金融市場に大量の資金を供給することによって金利低下を促すことや市場から余剰資金を吸収することによって金利の上昇を促すことである。NZ準備銀行の金融政策であるインフレターゲットは、インフレ率(消費者物価指数の上昇率)が一定の範囲内に収まることを意図している。政策目標としてはこれをおおむね1-3%の範囲で安定させることが目標である。
洞察(インサイト):政策金利の上下によって以下のような影響が生じる。政策金利が引き上げられた場合には、NZの債券市場は金利上昇への予想から軟調推移すると予想される。またNZドルは堅調推移、NZの株式市場にとっては株安要因になると言える。また政策金利が引き下げられた場合には、NZの債券市場は金利低下への予想から堅調推移すると予想される。NZドルは軟調推移、NZの株式市場にとっては株高要因になると言える。
発表頻度:年8回
発表時期:
ウエリントン時間09:00
通常は年8回(1、3、4、6、7、9、10、12月に発表予定)
原則として木曜日に発表
重要度:1