「英会話」 転職にも有利だが、学ぶ分野を間違えないように

代表的な「学び直し」といえばやはり英語だろう。武器になるというよりは「できて当たり前」の時代に入りつつある。転職サイトに登録すると、真っ先に英語力のレベルを聞かれるような時代である。

独学、スクール、短期留学などさまざまな学び方が選べるので、自分の都合やニーズに合わせやすい。とくに最近は、忙しい人でもレッスンが受けやすいなどの理由で「オンライン英会話」の伸びが著しく、企業単位でオンライン英会話を導入するケースも増えているという。

ポイントは「学ぶ目的を明確にする」ことだろう。旅行で使う英語と仕事で使う英語は明らかに違う。自分のニーズに合致した教材やスクールを選ぶべき。

「MBA」 通いやすい社会人大学も増えている

もし、真剣に自分のキャリアを考えるのなら、「大学でMBAを取得する」という選択肢もある。一見、遠回りに思えるかもしれないが、経営者を目指す、あるいは特定の分野のプロフェッショナルになりたいと考えるなら、仕事の中で学ぶよりもむしろ近道になる可能性もある。また、定年後まで見据えれば、今ここで「一生ものの知識」を得ておくという選択は十分ありだろう。

休職あるいは退職して学び直す、という選択肢だけでなく、最近ではグロービス経営大学院やビジネス・ブレークスルー大学大学院のように、企業に在籍しながらも授業を受けやすいところもある。仕事との両立は大変だが、得た知識をすぐに実践に活かせるというメリットもある。