イオン、小売セクターの「巨人」が11年ぶり高値 外国人投資家のポジションに変化?
(画像=ZUU online)

11月9日、小売大手のイオン <8267> の株価が一時年初来高値となる2792円を記録した。これは2007年以来11年ぶりの水準であり、昨年末からの上昇率も47%に達している。一方、同社と競合するセブン&アイ・ホールディングス <3382> も10月5日に年初来高値となる5203円を付けたが、昨年末からの上昇率は約11%にとどまっており両社のパフォーマンスに大きな差が見られる。

株式市場では同じセクターの有名企業の株価は「同じようなパフォーマンス」を示す傾向がある。一時的に乖離することはあっても、銘柄間の裁定取引等が働いて修正されることが多いためである。ところが、前述の通りイオンとセブン&アイのパフォーマンスは大きく乖離したままだ。これは小売セクターを取り巻く環境が過渡期を迎えていることを意味するのか。それとも外国人投資家のポジションに変化が生じたのだろうか。詳しく見てみよう。