3月決算企業の中間決算発表が先月下旬からスタートしています。こうしたなかTOPIX500採用銘柄に限ると先月31日がピークとなりました。しかし、先週も多くの企業が決算を発表しており、先週末はTOPIX500採用銘柄で40社近い企業が決算を発表しました。そこで今回は11月9日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。
それをみると折り返し地点の中間期ということもあって引き続き多くの企業が業績予想の修正を行っており、9日も3割強の企業が業績予想を見直しています。例えばヤクルト本社(2267)やダイフク(6383)、太陽誘電(6976)などが通期の営業利益の見通しを上方修正しています。一方で東レ(3402)や関西ペイント(4613)、三井金属鉱業(5706)などが通期の営業利益の見通しを下方修正しています。
もう一つのヒント
●明日の決算発表スケジュールは
先月下旬からスタートした3月決算企業の中間決算発表も終盤に入ってきました。そのため今週は決算発表を行う企業も一気に減りますが、そうしたなかで明日は鹿島建設(1812)やリクルートホールディングス(6098)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)などが決算を発表する予定です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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