先月下旬からスタートした3月決算企業の中間決算発表もほぼ終了となりつつありますが、10月中に一足早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は先月29日までに決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが多かったのが10月25日に決算を発表した東北電力(9506)で、通期の営業利益の見通しを引き下げたにも関わらず決算発表後に4社が目標株価を引き上げています。また、29日に決算を発表した塩野義製薬(4507)では通期の営業利益の見通しを上方修正したこともあって同じく4社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・大きなイベント通過 もみ合いながら徐々に戻りを辿る展開
・株価は何によって決まるか
・ほぼ変わらず 円と北欧通貨のみロング
・ボヘミアン・ラプソディ
・荒れ相場 アメリカ12月、利上げの可能性は?