読者のみなさんは、インターネットの検索エンジンは何を使っているだろうか? 恐らく、ほとんどの人は「Google」と答えるのではないだろうか。しかし、いまから20年ほど前、インターネット黎明期の検索エンジンといえば「Yahoo!」がその代名詞的な存在だった。ちなみに、Yahoo! JAPANを運営するヤフー <4689> はITバブル時に「1株1億円」を超えた上場企業でもある。当時のヤフーは飛ぶ鳥を落とす勢いで成長したIT企業で、株式市場の人気も大変なものだった。

注目されるのは先週15日、ヤフーの株価が一時306円と5年10カ月ぶりの安値を記録したことだ。といっても1億円の株価が314円まで下がったわけではない。後述するようにヤフーは株式分割を繰り返しており、1997年の上場初値から現在まで保有し続けていればその価値は125倍になるのだ。

今回の『そのとき株価が動いた!Market Wave』はヤフーを取り上げよう。

ヤフー、かつて株価が1株「1億円」を突破したIT企業 上場初値から長期保有していれば125倍に
(画像=ZUU online)