先月下旬から3月決算銘柄の中間決算発表がスタートしていますが、それと並行して行われていたのが12月決算銘柄の第3四半期決算発表で、12月決算企業は3月決算企業に次いで企業数が多いことから11月に入ってからも数多くの企業が決算を発表しました。そしてその決算発表も14日で終了となったことから今回は東証1部上場企業を対象に11月13日と14日に行われた12月決算銘柄の第3四半期決算発表を早速まとめてみました
13日と14日の2日間で40社以上の東証1部上場企業が決算を発表しましたが、今期も残すところ第4四半期のみとなったこともあって4割の企業が通期の業績予想を見直しています。例えば14日に決算を発表した東海カーボン(5301)では今期4回目となる営業利益の上方修正に踏み切っています。一方で同じく14日に決算を発表した大塚ホールディングス(4578)では医療分野での研究開発費の増加などで通期の営業利益の見通しを下方修正しています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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