1月に権利確定日を迎える銘柄のうち、映画の優待がある株主優待を選んでみた。どの映画を見るか、そこから映画鑑賞の楽しみは始まっている。休日に家族で映画館に出かけるいいきっかけになるはずだ。(株価は2018年12月3日時点の終値)

「TOHOシネマズ」など全国の映画館で使える――東京楽天地

株主優待,映画
(画像=Goncharov_Artem/Shutterstock.com)

映画興行や不動産などを展開している東京楽天地 <8842> の株主優待は、東宝系映画劇場(TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ梅田など)や自社直営劇場(TOHOシネマズ錦糸町 オリナス・楽天地)で利用できる映画招待券だ。

100株以上であれば本人カードが1枚もらえる。ファミリーカードは、200株以上1,000株未満で1枚、1,000株以上3,000株未満で2枚、1万株以上で3枚となっている。映画招待券はA券(東宝系劇場共通)では、200株以上400株未満が0.5シート、400株以上1,000株未満が1シート、1,000株以上3,000株未満が2シート、3,000株以上1万株未満が4シート、1万株以上が8シートとなっている。

また、B券(自社直営劇場)は、100株以上300株未満が0.5シート、300株以上400株未満が1シート、500株以上1,000株未満が2シート、1,000株以上3,000株未満が3シート、3,000株以上1万株未満が6シート、1万株以上が12シートとなっており、A券よりお得だ。

【権利確定日】1月31日
【最低投資金額】48万6,000円

「ロードショー発祥の劇場」という有楽町スバル座――スバル興業

映画興行をはじめとしてレジャーや外食事業などを展開しているスバル興業 <9632> の株主優待は、「ロードショー発祥の劇場」を謳う有楽町スバル座で映画鑑賞ができる「株主優待カード(リライトカード方式)」がもらえる。

この優待カードは、100株以上200株未満で6回(2ヵ月ごとに2回)、200株以上300株未満で12回(2ヵ月ごとに4回)、300株以上で18回(2ヵ月ごとに6回)の利用ができる。ただしいずれも有効期間は6ヵ月となっている。

【権利確定日】1月31日
【最低投資金額】56万1,000円

天王寺駅すぐ「あべのアポロシネマ」――きんえい

近鉄グループで、あべのアポロの運営などを展開しているきんえい <9636> の株主優待は、天王寺駅のすぐそば、8スクリーンを抱えるあべのアポロシネマで月1回映画を無料で鑑賞できる招待券だ。

75株以上150株未満で1枚、150株以上300株未満で2枚、300株以上450株未満で4枚、450株以上750株未満で6枚、750株以上1,050株未満で10枚、1,050株以上14枚の招待券がもらえる。

【権利確定日】1月31日
【最低投資金額】26万7,000円

神戸近辺在住なら「OSシネマズ」――オーエス

阪急阪神東宝グループで、映画館やホテルなどを経営しているオーエス <9637> の株主優待は、直営映画館(OSシネマズミント神戸、OSシネマズ神戸ハーバーランド)や共同経営映画館(TOHOシネマズ西宮OS)などで利用できる映画館優待カードだ。また、居酒屋おおえす三宮店などで利用できる飲食優待20%割引券ももらえる。

映画館優待カードはポイント制で、100株以上200株未満で60ポイント、200株以上400株未満で140ポイント、400株以上600株未満で200ポイント、600株以上800株未満で260ポイント、800株以上1,600株未満で380ポイント、1,600株以上で560ポイント。いずれも6ヵ月当りの割当数となっている。

1回の利用における使用ポイントは映画館により異なっており、直営映画館では10ポイント、共同経営映画館では20ポイントが必要である。また、提携している映画館(TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、など)でも東宝配給の邦画作品のみ鑑賞できる。

【権利確定日】1月31日
【最低投資金額】34万5,000円

文・吉川 敦(フリーライター) /MONEY TIMES

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