日経平均 21,219.50 円 ▼ 459.18 円
≪東証一部≫
売買高 13億8,309万株
売買代金 2兆2704億0400万円
値上り銘柄数 149 銘柄
値下り銘柄数 1,951 銘柄
騰落レシオ(25日) 86.87 % ▼ 9.83 %
為替 1ドル=112.47 円
市況概況
先週末の米国株が大きく下落したことから週明けの日本市場は売り先行となりました。特に売り急ぐ材料があったということでもなかったのですが、寄り付きの売りが一巡となるまで下値を試す動きになり、その後下げ幅縮小となったのですが、戻りの鈍さなどを嫌気して売り直され、安値圏で前場の取引を終えました。
昼の時間帯も特に材料はなく、先物は右往左往する場面もありましたが、後場に入ると日銀買い期待から買い戻しなどもあって下げ渋りとなりました。それでも上値を買い上がるというようなことでもなく、指数は小動きとなりましたが、結局最後は買い戻しも入り、乱高下となったものの下げ幅縮小となりました。ただ、あくまでも目先筋の買い戻しという感じで先行きへの懸念は強まっているものと思います。
小型銘柄も冴えないものが多く総じて軟調となりました。東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は大幅安、二部株指数も軟調でした。先物はまとまった売り買いは特に目立たず、乗り換え(ロールオーバー)が中心となっていたような感じで、指数を大きく動かすということでもありませんでした。
下げ渋りとなる場面もなくほぼ全面安という状況でした。特に何がどうしたということでもないのですが、米国株が大きく下落したことで諸々悪材料が日本株にも影響するという見方で売られたという感じです。リスク回避の流れで株が売られているという状況ですが、今度はそろそろ売り一巡感も出てくるのではないかと思います。
●テクニカル分析
日経平均
大幅安で始まったもののその後は方向感に乏しい展開でした。明日にでも戻すということがなければ、いったん21,300円水準が今度は上値ということになるかもしれません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。