10月下旬からスタートした3月決算企業の中間決算発表も11月中旬に終了となりましたが、折り返し地点の中間決算ということもあって通期の業績予想を上方修正する企業も少なからずみられました。しかし、その一方で通期の業績予想を据え置く企業も多くみられ、そうした銘柄のなかには上期実績が会社計画を大きく上回ったところもありました。

投資のヒント
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そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから上期の営業利益の実績が計画を1割以上上回りながら通期の予想を据え置いた銘柄をピックアップしてみました。例えばオリエンタルランド(4661)では上期の営業利益が4%近い減益予想に対して10%余りの増益となり計画を14%余り上振れて着地したものの、通期予想は3%近い増益予想で据え置かれています。

上期が1割以上上振れながら通期予想が据え置きとなった主な3月決算銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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