「混乱の2018年」の幕が下りる 2019年はサプライズ予想が相次ぐ、気になるFRBの金融政策
(画像=ZUU online)

ニューヨークの街並みは「クリスマスムード」に彩られている。夕刻になるとリンカーンスクエアやロックフェラーセンター、ブライアントパーク、そしてウォール街のNYSE(ニューヨーク証券取引所)のクリスマスツリーに色とりどりの光が灯る。季節の風物詩だ。

もう一つ、ウォール街でこの時期特有の風物詩が「来年の予想」である。金融機関各社で「来年の予想」が発表され、市場関係者の間で話題となるのだ。毎年様々な予想が示されるが、今年は例年に比べ「サプライズ予想」が目に付くのが特徴でもある。「混乱の2018年」を経験したことが影響しているのだろうか? 確実にいえるのは、ウォール街でもブラック・スワンへの関心が例年以上に高まっていることだ。それはさておき、2019年の短期的な関心事はやはり、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げがどこで打ち止めとなるかであろう。「利上げ打ち止めはいつか?」最近のウォール街ではそんな話が挨拶代わりに交わされているのだ。

今回はウォール街で話題を呼んだ「2019年のサプライズ予想」を紹介するとともに、FRBの利上げ打ち止めの可能性についても言及したい。

2019年に想定される「サプライズ・リスク」とは?