昨日の日経平均は2017年9月15日以来の20,000円割れとなりました。日本市場が休場中に米国市場でダウ平均が2日間で1,000ドル以上も下げたことから日経平均は1,010円安の19,155円で取引を終え年初来安値を更新しました。こうしたなか東証1部の値下がり銘柄数は全体の98%に当たる2,096銘柄にのぼり、年初来安値更新銘柄数が1,601と今年最大となりました。

投資のヒント
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このように多くの銘柄が年初来安値を更新するなか、今回は強気(強気とやや強気の合計)の割合が8割以上で評価が高いにも関わらず昨日に年初来安値を付けた銘柄をTOPIX500採用銘柄のなかからピックアップしてみました。例えば昨日に年初来安値を更新した日本電産(6594)では16人中14人が強気の評価を付け、強気評価の割合は9割近くに達しています。

12月25日に年初来安値を付けた銘柄で強気(強気とやや強気の合計)の割合が8割以上の銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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