投資スタンスによって、とるべき方法が違う
「不動産投資」とひと口に言っても、様々な方法があります。
「投資」を「スポーツ」になぞらえるなら、「不動産投資」は「陸上競技」くらい幅の広い概念です。100メートル走もあればマラソンもあり、ハンマー投げもある。それぞれ、必要とされる能力も、トレーニングの仕方も、全然違います。
100メートル走とマラソンに優劣があるわけではないように、不動産投資の様々な方法にも、優劣があるわけではありません。問題は、自分の投資スタンスに合っているかどうかです。
また、どんな方法にも、必ずデメリットがあります。セミナーや本ではあまり強調されませんが、デメリットも理解したうえで、自分のスタンスを決めるべきです。
なにしろ、多額の借入れをするわけですから、失敗すると大変なことになりますし、「資産は増えたけれども、期待していたほどではなかった」ということにもなりかねません。
投資用物件としてよくあるのは、次の3種類です。
●区分マンション
●アパート(木造や軽量鉄骨造の一棟物)
●RC(鉄筋コンクリート造)のマンション(一棟物)
それぞれ、新築と中古があります。
このうち、新築の区分マンションと新築のRCは、投資物件には向いていません。得られる家賃に対して購入価格が高すぎるものがほとんどだからです。
ここでは、その他のものについて、どういうスタンスの人に向いているのかを説明しましょう。