日経平均   19,561.96 円 ▼ 452.81 円
≪東証一部≫
売買高    15億5,130万株
売買代金  2兆7718億1100万円
値上り銘柄数 598 銘柄
値下り銘柄数 1,475 銘柄
騰落レシオ(25日) 72.71 % ▼ 5.17 %
為替 1ドル=108.25 円

市況概況

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

今年の大発会は米国株安を受けて大幅に売り先行となりました。売気配から始まるものが多くみられるなど大きな下げとなりました。寄り付きからの売りが一巡となった後は日銀や年金の買い期待や目先筋の買い戻しなどから下げ幅を縮小となりましたが、買い急ぐでもなく、戻れば売りということで方向感に乏しくなりました。

昼の時間帯は後場からの日銀や年金の買いも期待されて買い戻しが入り、後場に入るといったん戻りかけるような動きになりました。それでも特に買い戻しを急ぐでもなく、値持ちは良いものの上値は重いという状況で指数は小動きでした。でぃふぇしぶ銘柄や売られ過ぎ銘柄に下げ渋りは見られたものの、買い戻し以外に買いが入らず、結局最後は若干買い戻しが優勢となって指数は下げ幅縮小したものの大幅安となりました。

小型銘柄は主力銘柄ほど売られるということでもなく、まちまちでした。東証マザーズ指数は堅調、二部株指数や日経ジャスダック平均は軟調となりました。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたものの断続的な売り買いはなく、指数を大きく動かす場面もほとんどありませんでした。目先の小口の売り買いが中心となっていたものと思います。

結局、大きく下落しての始まりとなりました。昨年とは逆にいったん下値を試す動きが続くということなのだと思います。ただ、昨年と同じ様にここから大きく下押すというよりは底値模索で冴えない展開が続くということなのだと思います。積極的に買い上がる材料がないだけに指数の上値は重いのでしょう。

●テクニカル分析

日経平均
孕みを下に放れて下ひげ線の長い足となりました。今度は本日の高値を抜けてくるかどうかということになるのだと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。『ユーチューブチャンネル』も人気!

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。