日経平均 20,038.97 円 △ 477.01 円
≪東証一部≫
売買高 14億2,427万株
売買代金 2兆4634億8100万円
値上り銘柄数 1,964 銘柄
値下り銘柄数 142 銘柄
騰落レシオ(25日) 77.53 % △ 4.82 %
為替 1ドル=108.21 円
市況概況
先週末の大幅下落の反動や米国株が大きく上昇となったことから買い先行となりました。買い気配から始まるものが多く、一気に20,000円の節目を抜けて買われるという状況でした。円高一服となったこともハイテク銘柄等に買い戻しを急がせる結果となり、指数を大きく押し上げました。特に何が買われているというよりはほぼ全面高となりました。
昼の時間帯は手仕舞い売りもあって上げ幅縮小となりました。後場に入るといったん上値の重さが気になる、円高気味ということが気になるという感じでしたが、特に売り急ぐということでもなく、目先の手仕舞いの売り買いに振らされながらも方向感は見られないという感じでした。20,000円を超えたということでの手仕舞い売り、20,000円を割らないということでの買い戻しが交錯した感じです。最後は手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小、かろうじて20,000円を保ったものの実質的に本日の安値圏での引けとなりました。
小型銘柄も大きく反発となるものが多く、総じて堅調でした。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って大幅高となりました。先物は買い戻し一巡後は積極的に買い上がるということでもなく、散発的にまとまった持高調整の売り買いが見られるという感じでした。慌てて売り買いするような場面もなく、落ち着いた動きで指数を大きく動かす場面はあまりありませんでした。
大幅反発となったものの今一つ買い気には乏しいという感じです。空売りの買い戻しは入っているのでしょうが、売られ過ぎ感が強い割には腰の据わった買いが見られませんでした。割安銘柄は底堅さが見られるのでしょうが、日経平均など指数は上値が重くなるものと思います。
●テクニカル分析
日経平均
実質的には陰線の上ヒゲ線となったところが上値の重さを示しています。22,200円を超えて引けてこないと底入れ感が出ず、まだ下値を試す動きが続きそうだということになりそうです。22,200円を超えてくるようであれば、基準線や25日移動平均線までの戻りも期待できそうです。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。『ユーチューブチャンネル』も人気!
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。