先週末から2019年の取引も開始となりましたが、昨年を振り返ると日経平均は10月に24,000円台まで上昇し27年ぶりの高値を付けたものの、その後水準を切り下げると年末にかけて一段安となるなど厳しい相場となりました。そしてこうした相場環境のなかで昨年株価が大きく下げた銘柄も少なくありません。

2019年
(画像=PIXTA)

しかし、そうした銘柄のなかには今後の挽回が期待されているものもあります。そこで今回は10人以上がレーティングを付けているTOPIX500採用銘柄で、昨年の株価パフォーマンスが日経平均を下回ったもののなかから、目標株価コンセンサスが昨年末の株価を5割以上上回る銘柄をピックアップしてみました。例えば昨年株価が4割以上下げたコマツ(6301)では目標株価コンセンサスが昨年末の株価を6割近く上回るほか、昨年株価が3割下落した日立(6501)でも目標株価コンセンサスが昨年末の株価を6割以上上回っています。

2018年の株価が日経平均を下回るパフォーマンスとなった銘柄で目標株価コンセンサスが株価を5割以上上回る主な銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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