昨年の12月中旬から始まった小売り企業を中心とした2月決算企業の第3四半期決算発表も昨日までに40社近い企業が決算を発表し、東証1部上場の2月決算企業の3分の1が決算発表を終えました。そこで今回は昨年の12月中旬から昨日までに決算を発表した主な2月決算企業の決算を早速集計してみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

それをみると第3四半期の営業利益が減益となった企業が目立ち、取り上げた18社のうち12社が減益となっています。例えば第3四半期の営業利益が前年同期比で3割近い減益となった西松屋チェーン(7545)と営業赤字が拡大したタカキュー(8166)では通期の見通しを下方修正しています。また、通期の7割近い増益の計画を据え置いたアダストリア(2685)の第3四半期の営業利益も二桁の営業減益となっています。

主な2月決算企業の第3四半期決算集計(12月14日-1月8日発表分)
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
史上最安値圏の邦銀株:「PBR 0.4倍」は買いか
行き過ぎた悲観の修正 その第一歩が始まる週に
クロマグロと株価
2018年12月米国雇用統計プレビュー
平成最後の年末は日経平均3万円への途上