東証マザーズで「バイオ祭り」復活の可能性 再生医療の「夢」が実現するか?
(画像=ZUU Online)

2018年の日本株は日経平均が年間で12.1%下落し、7年ぶりのマイナスとなった。これは第2次安倍内閣が推進した経済政策、いわゆるアベノミクス以降で初めてのことだ。同じく東証マザーズ市場のパフォーマンスを示すマザーズ指数も34.1%の下げを記録している。2016年、2017年の過去2年間はマザーズ指数が日経平均を上回るパフォーマンスを示していたが、昨年は大きく逆転することとなった。

後段で述べる通り、東証マザーズは成長性を秘めたベンチャー企業が数多く上場しており、個人投資家の人気が高い市場とされている。そうした中で注目されるのは、年明け1月9日にサンバイオ <4592> が1万円の大台を突破、過去最高値を更新したことだ。サンバイオといえば東証マザーズで時価総額1位の創薬ベンチャーでもある。同社の高値更新はかつて東証マザーズをにぎわせた「バイオ祭り」の復活を示唆しているのだろうか? 詳しくみてみよう。