昨年の10月下旬からスタートした3月決算企業の中間決算発表も11月中旬に終了となりましたが、折り返し地点の中間決算ということもあって通期の業績予想を上方修正する企業も少なからずみられました。しかし、その一方で通期の業績予想を据え置く企業も多くみられましたが、そうした銘柄のなかには大幅な上振れが期待されているものもみられます。

投資のヒント
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そこで今回は中間決算で会社予想の営業利益の見通しが据え置きとなったTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからコンセンサス予想が会社予想を1割以上上回るものをピックアップしてみました。そのなかでもコンセンサス予想と会社予想のかい離が大きいのがバンダイナムコホールディングス(7832)で、コンセンサス予想が会社予想を4割近く上回っています。また、前田建設工業(1824)やNEC(6701)でもコンセンサス予想が会社予想を2割以上上回っています。

会社予想が据え置きとなった銘柄でコンセンサス予想が会社予想を1割以上上回る主な銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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