3月1日、平成25年度税制改正関連法案が国会に提出されました。現在、審議が行われており、この法案が成立すると、各種税制の改正が正式決定します。
平成25年度税制改正において、相続税に関する主な改正の一つに「相続税の基礎控除額の改正」が挙げられます。改正内容は下記の通りです。
(現行) 5,000万円 + 1,000万円×法定相続人の数
↓
(改正後) 3,000万円 + 600万円×法定相続人の数
相続税は相続財産の価額が基礎控除額を超える場合に課税されますので、基礎控除額が下がれば、相続税を払わなければならない人が増え、また相続税額が増加する事が予想されます。なお、この改正は平成27年1月1日以後に発生した相続、つまり平成27年1月1日以後に亡くなった方の相続税申告から適用されます。
約2年後の改正となりますので、生前対策を行う際には、この基礎控除額の引き下げやその他の税制改正にも考慮する必要があります。
(提供:チェスターNEWS)