2月に権利確定日を迎える銘柄のうち、百貨店(デパート)で買い物ができる株主優待を選んでみた。百貨店には豊かな衣食住を満足させてくれる専門店が数多く入っている。休日に、家族みんなでゆっくりと百貨店で買い物三昧。きっと、妻も子どもも喜んでくれるはずだ。(株価は2019年1月10日時点の終値)

「大丸松坂屋百貨店」「パルコ」で使える――J.フロント リテイリング

株主優待,2月,百貨店
(画像=Monkey Business Images/Shutterstock.com)

「大丸松坂屋百貨店」やファッションビルの「パルコ」などを展開しているJ.フロント リテイリング <3086> の株主優待は、自社グループ店舗で利用できる「大丸・松坂屋お買い物ご優待カード」と「パルコお買い物ご優待券」だ。「大丸・松坂屋お買い物ご優待カード」は買い物が10%割引、「パルコお買い物ご優待券」は2,000円(税込)ごとの買い物に100円分として利用できる。

「大丸・松坂屋お買い物ご優待カード」は、株数によって利用限度額が決まっている。100株以上500株未満では50万円、500株以上1,000株未満では100万円、それ以降は100株増えるごとに100万円ずつ増えていき、4,000株以上で500万円となる。また、「パルコお買い物ご優待券」は100株以上であれば40枚もらえる。

【権利確定日】2月28日
【最低投資金額】12万7,700円

「高島屋」オンラインストアでも10%割引――高島屋

関西や首都圏を中心に「高島屋」を展開している高島屋 <8233> の株主優待は、自社グループ店舗の買い物で10%割引となる株主優待カードだ。100株以上であれば株主優待カードがもらえる。ただし、6ヵ月間の利用限度額が100株以上500株未満では30万円となる。なお、高島屋オンラインストアでも利用が可能だ。

【権利確定日】2月28日
【最低投資金額】14万7,400円

「松屋銀座」「松屋浅草」で10%オフ――松屋

銀座、浅草に店舗を展開している老舗百貨店の松屋 <8237> の株主優待は、自社店舗での買い物が10%割引される株主優待カードだ。100株以上であれば、優待カードがもらえる。ただし、セール品や食料品、レストランでの利用では2%割引となる。支払いは現金のみ、優待カードの利用回数や金額制限はない。

【権利確定日】2月28日
【最低投資金額】10万800円

「あべのハルカス」も10%割引に――近鉄百貨店

近畿地方を中心に「あべのハルカス」「近鉄百貨店」などを展開している近鉄百貨店 <8244> の株主優待は、自社店舗での買い物が10%割引(CD・DVD、書籍等は5%割引)される株主優待カード、それに食事やレジャーなどに利用できる優待クーポン券だ。どちらも、100株以上でもらえる。

【権利確定日】2月28日
【最低投資金額】34万7,000円

「姫路 山陽百貨店」では5%割引券――山陽百貨店

姫路駅ターミナルで百貨店を運営している山陽百貨店 <8257> の株主優待は、「姫路 山陽百貨店」での買い物が5%割引される優待割引券、それに自社百貨店内のレストラン・喫茶で利用できる優待飲食券だ。優待割引券は10株以上で1枚、10株増えるごとに1枚増えていき、2,000株以上では200枚となっている。また、優待飲食券は100株以上500株未満では3枚、500株以上では6枚だ。

【権利確定日】2月28日
【最低投資金額】3万円

文・吉川敦(フリーライター) /MONEY TIMES

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