FRBはFOMC後の会見において、追加利上げへの様子見姿勢を取ることや、粛々と行ってきたバランスシートの縮小に対して柔軟に対応するを発表したことで、ドル売りが進み、金は8ヶ月間の高値まで買われた。金は5日連続で値を上げており、2017年12月ぶりの上昇幅をみせている。

上昇トレンドは明瞭であるが、トレーダーは金相場の上昇後の利益確定売りを予想しているため、値を上げた後に下落するかもしれない。

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金は昨年8月に1160ドルの底目を打ってから上昇トレンドを続けてきたが、11月以降は上昇幅を大きく増加させている。

エントリー前に押し目を待つのが良いかもしれない。また、リスク選好的な投資家は逆張りショートから入っても良いだろう。

50日移動平均線が200日移動平均線を上回ってゴールデンクロスを形成する中、100日移動平均線が200日移動平均線に向かって上昇しており、ブルトレンドを形成している。しかし、単調にに今後上昇するというわけではない。RSI(相対力指数)は1月初旬のピークを下回っていることから、売られ過ぎとの見方ができるが、ネガティブダイバージェンスがみられ価格はさらに下落するということを示唆している。

トレード戦略

リスク回避的な投資家は、太線の上昇チャネルラインの下限まで下落するまで待ちロングエントリー。

リスク中立的な投資家は、リスク回避的な局面とされる細線の上昇チャネルラインが底を打つタイミングまで待ち、ロングエントリー。

リスク選好的な投資家は、現在価格は細線の上昇チャネルラインの上限に達しており、今後下限に向かって下落することを踏んで、逆張りショートができるだろう。

トレード例 - 売り:

  • エントリー: 1321ドル
  • 損切り: 1324ドル
  • 損切り幅: 3ドル
  • 目標価格: 1300ドル
  • 利確幅: 19ドル(提供:Investing.comより)

著者:ピンカス コーエン