ZUU online上にて、『NET MONEY』2019年3月号より一部を特別公開!
『NET MONEY』2019年3月号(1月21日発売)
足元の金融マーケットではさまざまな懸念材料が台頭し、外国為替市場では円高が定着、株式市場ではボラタイル(変動率の高い)な動きに加え、値動きの重い展開が続いています。一方で、全体相場の値下がりによって5%や6%といった高配当銘柄が続出中。大手銀行の普通預金の金利が0.001%ですので、あらためて株式投資による配当利回りの高さが注目されます。特集では、高配当に加え、魅力的な株主優待に注目。不透明なマーケットの中でも着実に利益を追求できるインカムゲインについてご紹介します。マーケットが落ち着けば、インカムゲインとキャピタルゲイン(値上がり益)のダブルメリットが狙えます! ※画像をクリックするとAmazonへ飛びます
FacebookやTwitter、インスタタグラム、LINEなど、誰もが使うSNSにより過激で扇動型の情報が素早く拡散され、より多くの人がだまされやすくなっている。また、リスクが巧みに隠されて見えにくくなっていて、投資詐欺の手口は年々巧妙化している。近年増加している最新の投資詐欺の手口を追った。
YouTube詐欺
●人気ユーチューバーが80%超の投資をユーチューブで宣伝!
12月、ヤフーニュースでも取り上げられて大きな話題になったのが、人気ユーチューバーによる「世界一儲かる投資の現場に潜入」という動画だ。すでに動画は削除されているが、埼玉県にある水耕栽培施設を紹介しているものだった。物議を醸したのは、野菜を栽培して売るだけで「最大で利回り84%になる」と紹介したからだ。84%もの利回りは本当に実現可能なのか?
動画内ではモザイクがかけられた〝技術者〝が登場。野菜の根を水流で揺らし、CO2を根から吸収させるという特許技術により、通常の4倍の速さで収穫できると説明。また、水耕栽培は通常、蛍光灯が6~8本必要だが、3本でも育てられる技術によりコストを削減。これらによって、葉物野菜は10%、高麗人参なら42%の利回りが実現できるというのだ。さらに、農林水産省の補助金も対象になり、合わせて84%になると説明している。