先月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期決算発表が本格化しています。こうしたなかTOPIX500採用銘柄に限ると先月31日がピークとなりました。しかし、2月に入ってもまだ多くの企業が決算を発表しており、先週末もTOPIX500採用銘柄で50社近い企業が決算を発表しました。そこで今回は2月8日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかで株価の上昇が目立ったのが長谷工コーポレーション(1808)や太陽誘電(6976)で、長谷工コーポレーションは通期の営業利益の見通しを上方修正したことなどで、また太陽誘電は第3四半期の営業利益が7割近い増益となったことなどで大幅高となっています。一方で東レ(3402)は通期の営業利益の見通しを下方修正し二桁の減益予想となったことなどから株価が大幅安となりました。

決算集計(2月8日発表分) 決算集計(2月8日発表分) 決算集計(2月8日発表分)
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

先月下旬からスタートした3月期決算企業の第3四半期決算もいよいよ終盤に差し掛かってきました。そのため決算を発表する企業も今週は大きく減りますが、そうしたなかで明日はリクルートホールディングス(6098)やダイキン工業(6367)、住友不動産(8830)などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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