先月下旬からスタートし先週でほぼ終了となった3月期決算銘柄の第3四半期決算発表ですが、それと並行して行われていたのが12月決算銘柄の本決算発表です。それも先週末のブリヂストン(5108)などの決算発表でほぼ終了となりました。そこで今回はTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象にその決算を集計してみました。
そのなかで株価の上昇が目立ったのが2月1日に決算を発表したガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)で、前期の通期の営業利益は前期比2割を超す大幅な減益となりましたが、第4四半期3カ月(10-12月期)だけをみると前年同期比50%増と大幅な増益に転じたことなどから決算発表翌営業日の株価は25%を超す上昇となりました。また、コンセンサス予想を上回る二桁営業増益の今期見通しを12日に発表したシマノ(7309)の株価も決算発表翌日に8%近く上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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