慢性的な人手不足が続く飲食業界。忙しい時間帯だけでもいいから人手が欲しいと考える飲食店も少なくないだろう。そんななか、最近続々とリリースされているのが「超短期バイト募集サービス」だ。
アルバイトといえば数ヶ月以上の長期的な募集をイメージするが、超短期バイト募集サービスでは、1日だけなど短期間だけ働いてくれる人材を募集できる。「急にスタッフが出勤できなくなった」「数時間でいいから人手がほしい」といった場合に、ピンポイントで人材を確保することが可能なのだ。
面接の手間が無く、スマホのみで採用を完結できるサービスも多く、その手軽さから飲食業界でも注目されている。そこで今回は、超短期バイト募集サービスを比較しながら紹介していきたい。
超短期バイト募集サービスを徹底比較
■スキマワークス
2019年1月23日にサービスが開始されたばかりの、単発バイト求人マッチングサービス。飲食店に特化しているのが特徴で、飲食店側はスマホやPCを使い簡単に求人募集が開始できる。コストも低く、スピード感のある採用が可能だ。
・利用料金……月額費用・掲載費用=無料、採用料金=3,000円
・登録店舗数……都内500店舗超
・運営……Yolo株式会社
■Taimee(タイミー)
飲食店のスタッフ(キッチン・ホール)をはじめ、オフィスワークやイベントスタッフの募集などにも利用されている単発ワークアプリ。既に35,000人以上が登録しており、90%以上のマッチング率を誇る。事前に必要なスキルを設定でき、面倒な面接をする手間もない。採用までは3ステップで完了する。
・利用料金……・初期費用・月額費用=無料、システム利用料=日当報酬の30%
・登録者数……約35,000人(都内の学生が中心)
・導入企業・店舗……450カ所
・運営……株式会社タイミー
■おてつだいネットワークス
「お手伝い」をコンセプトとしたアルバイト募集サイトで、47都道府県で展開している。募集に対しての応募率が92.7%と高く、1日単位で募集を掲載できる。募集を掲載するのに必要な時間も約10分と短く、短時間で人材募集を開始することが可能だ。
・利用料金……登録費用・掲載費用=無料、そのつどプラン=1採用につき3,000円、あんしん定額プラン=月額30,000円
・登録者数……約700,000人
・登録拠点数……25,000
・運営……株式会社おてつだいネットワークス
■Job Quicker(ジョブクイッカー)
リクルートが手掛けるヘルプバイト求人アプリ。仕事がスタートする1時間前まで募集を出すことが可能で、急な人材不足にも対応できる。また応募者の中に89.6%いるバイト経験者のうち、92.3%は飲食店経験者のため、即戦力の採用が期待できる。現在は、東京23区内にある飲食店やコンビニなどが対象のサービスだが、今後エリアを拡大していく予定とのこと。
・利用料金……募集1回につき=3,500円(まとめ買いをすると安くなるシステム有)
・運営……株式会社リクルート
■ショットワークスダイレクト
前日募集でも110%という高い応募率を誇る、短期・単発アルバイト採用サービス。1日単位で募集を掲載できる。応募者の80%が飲食店経験者のため即戦力の採用が可能。長期バイトへのスカウトも追加料金なしでおこなえる。
・利用料金……初期費用・掲載費用=無料、1応募につき=1,000円
・会員数……約170万人
・運営……株式会社インディバル
すきま時間を有効活用したい人と、人手不足に悩む飲食店を結びつけてくれる「超短期アルバイト募集サービス」。手軽に即戦力が確保できるため、慢性的に人手が足りない飲食店はもちろん、急な人手不足に悩む飲食店にとっても有用なサービスだ。特にこの季節はインフルエンザの流行などにより、急にシフトに穴が空くことも少なくない。人手不足解決の一手として検討してみてはいかがだろうか。(執筆者:サトウカオル)
(提供:Foodist Media)