米国株が休みだと売られないという安心感が出てくるようです。全部が全部米国株に連れて動くわけでもないのですから米国市場が休みだからと言ってもう少し売り買いが積極的にみられてもいいのでしょうが、相変わらず目先の需給だけでの動きで、方向感がみられません。当面21,000円を挟んでの保ち合いとなるのではないかと思います。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
75日移動平均線のサポートを確認するところまで下落しませんでした。形としては「上放れ並び赤」ということでここからいったん調整となるのではないかとい思われ、75日移動平均線や雲のサポートを確認する場面もあると思います。
☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆
本間宗久翁の言葉は米相場での話なので、米相場特有の表現や月回りへの話も多くなっています。「相場三昧伝」の5項には「冬中より、正二月頃まで底値段にて保ち合う米は、三四月より、五六月決して上るなり」という保ち合いについての表現があります。
いわば「保ち合いは放れにつけ」ということなのですが、米相場の話としてあまり株式市場とは関係ないようなことに思われます。ただ、「底値段にて」というところが案外「ミソ」で底値で「冬中より」ということは新米が出揃ってという時期であり、株式市場では「決算発表」などと考えてもいいかもしれません。(提供:Investing.comより)
著者: 清水 洋介