方向感に乏しい展開でした。週末でしたが、持高調整の売り買いもどちらかに偏るでもなく、閑散小動きとなりました。米中貿易協議や米国の金融政策などに対する懸念、そして世界的な景気鈍化懸念など買えない材料も多いのですが、うまく行ったら、ということで売り急ぐ動きもないということなのだと思います。まだまだ上がれば売られ、下がれば買われる相場が続きそうです。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均

方向感が見えず保ち合いが続いきそうですが、少なくとも上値は重いのではないかと思います。それでも75日移動平均線などにサポートされて下げ渋りとなると思います。

☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆

相場三昧伝の中には「急に下げ、急に上る相場は天井底の日限定まらず、見計らいを取りて仕舞うべし」というものがあります。急騰相場、急落相場というものはどこまで上げるか下がるかわからないということです。

どこまで上げるか下がるかわからないものをどのように対処するかというと「二つ仕舞い、三つ十分、四つ転じ」といって「是、三位の秘伝なり」といっているが、これを信用取引の「追証の回数」という見方があるが、単純に「大きく上げる」とか「暴落した日数」ということでも良いのではないかと思います。(提供:Investing.comより)

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(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介