1月下旬からスタートした12月決算銘柄の本決算発表も先々週末でほぼ終了となりましたが、決算発表終了から2週間が経過したことからアナリストによる業績や目標株価、投資判断などの見直しもある程度進んだとみられます。そこで今回はTOPIX500採用の12月期決算銘柄を対象に決算後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのが協和発酵キリン(4151)や花王(4452)、大塚商会(4768)、ブリヂストン(5108)などで、協和発酵キリンでは決算発表後に6社が目標株価を引き上げたほか、花王と大塚商会でも5社が、そしてブリヂストンでも4社が目標株価を引き上げています。また、THK(6481)でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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