1月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期決算発表も先月中旬に終了しましたが、1月中に一足早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだと思われます。そこで今回は1月31日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立ったのがネットワンシステムズ(7518)で、第3四半期の営業利益が急拡大したこともあって決算発表後に4社が目標株価を引き上げています。また、通期の営業利益の見通しを上方修正した東京瓦斯(9531)とSCSK(9719)でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・海外株高・円安など外部環境良好で戻り相場継続 全人代とECB理事会に注目
・春に変わる
・ショート・スクィーズ 踏み上げ相場間近
・5月以降株価は上昇するか?/半導体株、機械株の見通し
・「東証プレミアム市場」の影響:地銀には一見マイナスだが、増配、再編の可能性も