「約1120億ドルの現金、そして偏った投資が意味するものは何か。彼への興味は尽きない」ウォール街のトレーダーがそう言った。例年この時期に話題となるのが『バフェットからの手紙』である。『バフェットからの手紙』とは、ウォーレン・バフェット氏が会長兼CEO(最高経営責任者)を務めるバークシャー・ハサウェイの決算発表時に公表する株主への手紙のことである。
例年、季節の風物詩のように話題となり様々な憶測を呼ぶ『バフェットからの手紙』。今回は2月23日に公表したバークシャー・ハサウェイの決算と合わせてウォール街の市場関係者の反応についてもリポートしたい。