想定されたよりも大きな下落となりました。日経平均採用銘柄のうち高いものは4銘柄だけということで全面安となりました。ただ、21,000円をかろうじてキープしたことで押し目確認となるかどうかということになりそうで、米国雇用統計の発表を受けての米国株式市場次第ということなのでしょうが、特に何もなければ買い戻しも入り底堅さも見られそうです。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均

節目とみられる21,400円を割り込み、25日、75日移動平均線、基準線も割り込み下値を試す動きになっています。さすがに雲を意識する水準では下げ渋りとなるものと思います。

☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆

本間宗久の言葉の中によく出てくる言葉に「三位の傳」というものがあります。これが「秘伝」と称されることなのですが、「二つ仕舞、三つ十分、四つ転じ」という言葉が出てきます。この意味がさまざまに解釈されるのですが、「エリオット波動」などでみられる「波動=サイクル=上げ下げの波」という見方もあります。

一段上昇し、二段階も上昇すれば手仕舞い、三段階上昇すればもう十分上昇したと考えられ、さらに4段階も上昇すれば売り買いを転じる」という解釈です。この解釈であれば、本来であればエリオット波動でみられるように「三段上げ」が普通ではないかと思われますし、四段階も上昇することなど稀なのではないかと思われます。(提供:Investing.comより)

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(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介